更年期障害

40~50代にかけて、更年期障害に悩まされる方が多くいます。私もその例にもれず、「そうかな」という時があります。私の場合は特に、体幹部はそうでもないのに、頭だけがのぼせるというような症状が出ます。この症状は「血の道症」と言われ、男性より血(けつ)に縁の深い女性に多いようです。ホットフラッシュや頭痛に悩まされ、何も手につかない日々を過ごされる方もおり、とても気の毒に感じます。


私の職場の同僚にも更年期障害に悩まれる44才の女性があり、週1回、私が治療させてもらっています。症状が強い時は、頭がぼーっとすると訴え、脈が強く打ちすぎている症状を診ることができます。そのような時は血や気が頭に上がりますので、血や気を体全体で循環させるような治療をすると体調は整ってきます。簡単に言えば、お風呂でお湯が上に滞留している現象が体にも起こっているということです。

更年期障害では、人間の元気の源である物質も不足してきています。その源とは、「腎」という物質です。腎という物質をふやせば、気が上がりすぎる現象も抑えることができます。


ですので、当疾患の私の治療においては、血と気が滞りなく循環するようなツボに鍼を打って、15分程度、おいておきます。仰向けとうつ伏せで実施します。

このような治療を同僚に施すと、毎回、症状が緩和され体調がよくなり、活動しようという気力がわいてくるようです。1回の治療で1週間程度は効果があるといいます。


西洋医学的では、ホルモン補充療法など薬に頼る治療が中心かと思いますが、副作用の危険がない薬はないと思います。できることなら、薬を飲みたくないと思っておられる悩める方々も多いのではないかと想像しています。

その点、鍼灸の治療では、薬は一切使用しないので、治療が効かないことはあっても、副作用の心配は全くございません。

本疾患でお悩みの方は、ぜひ、ご相談ください。決して悪いようには致しません。症状を十分にお伺いした上で、血と気の循環をなめらかにし、少しでも明るい日常をお送りいただけるよう、お応えさせていただきたいと思います。









大西鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧院

患者様とじっくり向き合い、患者様にとって最適な手法で心身の健康を追求しようという、治療院です。ぜひ、お越しください。

0コメント

  • 1000 / 1000