筋トレのしすぎで体調を悪くするケース
最近、世の中には、気軽に筋トレができる所が増えています。
聞くところによると、そのような場所では、ビデオを見て、マシンの使い方を覚えて、自分でマシンを操作するようです。マンツーマンのアドバイスがないので、マシンを間違った姿勢で使用し、かえって、体を痛めるケースが発生しているようです。
昨日、そのような患者様に出会いました。
お年は40才前の女性、運動不足を背景に、町中の気軽にできるジムに入会。がんばりやさんのため、週に数回、ジムで体幹、上肢、下肢を鍛えるマシンを精力的に使っていました。しかし、まもなく、腰痛となったケースです。
腰痛発生の原因は、一つはオーバーワーク。普段運動をしていない方は、特に、ストレッチや軽い重量で、物足りないくらいの運動量でやるべきでした。筋トレは、まず、慣れていない方は、「使っていない筋肉を使う」くらいの感覚で行うべきあります。それくらいの感覚で丁度いいのです。ハードな筋トレは筋を傷めて、さらに強い筋肉を促すものですが、やりすぎると、傷めすぎて、蛋白質の老廃物が血液の中に多量に溜まり、疲れが取れない体になってしまうのです。
もう一つは、正しい姿勢で行うこと。マシンを使い、重いものを持ちあげたり、蹴りだしたりするとき、腰や首が浮いたりして、無理な姿勢でやると、腰や首の筋肉を痛めてしまうのです。
「朝起きたら、疲れが溜まっていない、とれている」というようなレベルの筋トレをするようにお勧めします。オーバーワークは禁物ですし、正しい姿勢で実施できますようにお願いします。
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