朝、腰が痛いという症状
「朝、腰が痛くてしばらく立ち上がれない。トイレに行くにも、腰が痛くてすぐ行けない」といった症状に悩まされている患者様によく遭遇します。特に年配の方によく見受けられるように思います。これは、活動のない夜に、気血の流れが滞ることで、起こっているようです。これを防止するための特効薬はないですが、予防するためのいくつかの方法はあります。
一つは、自分で行う体操があります。寝る前によく、腰を動かして気血の流れを良くしてから、就寝することです。
やり方は仰向けに寝て、膝を立ててから、左右に100回程、膝を倒して腰を捻転させます。腰に痛みが出たら、無理はせずに中止してください。
また、当院の治療では仙骨(腰の下の硬い大きな骨)の部分を指圧をします。
この部分は、心とからだをリラックスさせる副交感神経が多く集まっているので、ここを刺激することで、気血の流れを良くする効果があります。
また、鍼も効果的です。腰に通っている経脈(気の通り道)がありますので、その流通を促進するツボに鍼を打ち、同時に、最初に紹介した膝を倒して行う運動をすることで、気血の流れを良くすることができます。ぜひ、一度、体験してみてください。
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