坐骨神経痛

坐骨神経痛に悩まされている方々は多いと感じます。お尻、大腿、下腿、指の先まで痺れるという方がいらっしゃいます。その元凶は、色々な部位で起こっていることがあります。下部腰椎で神経が圧迫されている場合や臀部の筋肉(梨状筋など)の硬直で神経が圧迫されている場合があります。

かくいう私自身も数カ月前に臀部の坐骨神経痛に少し悩まされていました。私の場合は、自転車に乗ったり、降りたりする時に、右足を伸ばす動きと共に、お尻のピリッという神経痛が出ていました。

私は鍼(長さ9cm、太さ0.3mm)を使って、お尻の梨状筋という筋肉を中心に刺鍼。できるだけ、響きを感じるスポットに当たるまで、数回やりなおしました。そして、響きを感じたら、そこで、10分程度置鍼。鍼2本をそういう状態に、同時に置いておきました。

ここでいう響きとは、臀部、大腿、下腿ときには爪先まで感じる神経のピキっとした反応です。


この治療を2日に1回実施、5回程度の自己治療で、坐骨神経痛から解放されて、自転車に乗っても痛みはなくなりました。

治療のメカニズムとしては、梨状筋を刺鍼することで、その付近を通る坐骨神経に刺激が入り、梨状筋への血行、酸素の供給、梨状筋の柔軟性がUPし、坐骨神経の走行にも影響を与え、痛みがなくなったと考えられます。


整形外科や整骨院に行って、投薬やマッサージを受けても治らない方には、鍼をお勧めします。というのは、投薬やマッサージは、原因筋を根本から治す治療になっていないからです。

投薬は、投薬が終わったら、痛みの感覚は再発し、マッサージは、深い筋肉には、届きません。原因筋に届かせるのには、9cm程度の鍼が重宝します。


ただし、鍼治療の難しいところは、臀部に鍼を打つのは、少なくとも、半分くらいのお尻は出していただかかないとだめなところ。しかし、ここは、「旅の恥は掻き捨て」ならぬ、「治療の恥は掻き捨て」の心境で、勇気をもっていただきたいと思います。付き添いの親族の方に同行いただいて、治療を見ていただくのも良いかと思います。少しの勇気で、神経痛のない生活を取り戻せるかもしれません。


百聞は一見にしかず、坐骨神経でお悩みの方、だまされたと思って、ご一報をお待ちしております。治療費は大勉強させていただきます。





大西鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧院

患者様とじっくり向き合い、患者様にとって最適な手法で心身の健康を追求しようという、治療院です。ぜひ、お越しください。

0コメント

  • 1000 / 1000