膝痛(ひざいた)

日々の患者様で、膝痛に悩まされている方(特に女性)がいかに多いことかを痛感しています。

色々と原因があるかとは思いますが、特に多くのケースで当てはまる方への対処法を、効果の高いと思えるものから順に記載させていただきます。


1、減量

 →自分の体重を支えることで、膝痛が出てしまっているケースでは、体重を落とすことが  

  何よりの解決策です。減量の方法は色々ありますが、習慣化してしまえば、苦にならず

  効果を上げる方法は、食事時間を気にすること。つまり、朝、昼をしっかり食べて、活 

  動の少ない夜に、量的(カロリー)にあまり食べないことと、夜は脂質に気を付けるこ

  と。夜の量は、一日の10%くらいに抑えます。朝は食欲ないという方もいらっしゃる

  と思いますが、朝お腹がすくように、習慣化してしまえば、すぐできます。通常、夜に

  食べるようなメニューを、朝食べるのです。また、揚げ物などの油物は、昼に食べれ

  ば、脂質の吸収を促進するたんぱく質(=ビーマル1)があまり出ないので、あまり太 

  りません。逆に、夜はビーマル1がたくさん出て、脂質がたくさん吸収され、肥満にな

  ります。私は、朝から、スパゲッティ、牛丼、カレー、酢豚など高カロリーでたんぱく

  質が豊富な食事をしています。昼も高カロリーの揚げ物などを摂りますが、夜は、一

  転、リンゴ1個とレーズンパン3個とビスケット、コーヒーくらいです。

  少し習慣を変えるだけです。これほど減量が容易にできる方法はないと思います。


2、運動

  →大腿四頭筋を鍛えることと膝の軟骨成分を増やすことです。大腿四頭筋を鍛える楽な

   方法は、パテラセッティングだと思います。床に膝を伸ばして座り、膝の下に折りた

   たんだタオルを入れます。そのタオルを膝の下でつぶすようにして大腿四頭筋に力を

   入れます。10秒そのまま、それを3回くらい繰り返します。 これを朝夕行いま

   す。

   膝の軟骨成分を増やすには、早歩きが良いと思います。15分から30分程度の早歩 

   きをできれば、1日3回くらい分けて行うと効果があると思います。

   少し痛いくらいでは、運動を続けることが、痛みの悪循環を断ち切ります。

   あまり痛い場合は、ウオーキングは行わなず、他の軽い運動に切り替えてください。


3、注射・鍼灸・マッサージ

  →減量、運動に勝るものではないですが、その時の痛みを軽減したり、痛みのために乱

   れる生活リズムを正常なものに近づけるという点ではよいと思います。

   医者や鍼灸・マッサージ師と膝の状態が改善状況についてお話しいただき、減量・運

   動を習慣化するための、道具として使っていただければと考えています。

   少しでもお役に立てればと思っております。


大西鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧院

患者様とじっくり向き合い、患者様にとって最適な手法で心身の健康を追求しようという、治療院です。ぜひ、お越しください。

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